2025年9月25日
こんにちは。歯科医師の酒井です。
鏡を見たとき、前歯の表面にポツンと浮かぶ白いシミのような模様が気になったことはありませんか? それは「ホワイトスポット(白斑)」と呼ばれるもので、近頃見た目が気になるというご相談が増えています。
▪️ホワイトスポットの原因はさまざま
ホワイトスポットは、歯の表面(エナメル質)の構造が変化し、光の透過性が失われることで白く濁って見える状態です。 原因は多岐にわたり、いくつかの要因が重なっているケースも少なくありません。
・エナメル質形成不全など先天的な歯質の異常
・むし歯の初期段階(特に矯正治療中の脱灰によるもの)
・外傷や加齢による局所的な変色
・もともとあったものがホワイトニング後に目立つようになる
目立つ場所に白斑があると、清潔感や笑顔の印象に影響するように感じ、コンプレックスにつながることもあります。
▪️削らないホワイトスポット治療「icon(アイコン)」
当院でまずおすすめしているのが「icon治療」です。
これは歯を削らずに、特殊なレジン(樹脂)をホワイトスポット部分に浸透させることで、光の屈折率を周囲の歯と揃え、白さを自然にぼかして目立たなくする治療法です。
・歯を削らない
・麻酔不要・痛みなし
・エナメル質を残せる
・自然な仕上がり
処置は1回で完了することが多く、1時間ほどで終わります。
初めて審美治療を受ける方にも安心しておすすめできる、低侵襲で効果的な選択肢です。
▪️iconが適応外のケースには
ただし、次のようなケースではIconが適応できない場合があります。
・すでに詰め物(レジン等)で修復されている
・周囲の変色が強い
・表面が粗く崩れている、または深部にまで変化が及んでいる場合
このような場合には、ミニッシュ(MINISH)という治療を選択肢としてご提案することがあります。
ミニッシュは、必要最小限の切削でセラミックを貼りつけることで自然な見た目を整える治療法です。
当院では歯をできるだけ削らないことを大切にしています。
歯をできるだけ削らず、患者様に合う方法を一緒に考えます。
まずはIcon治療を第一選択として、適応外であっても必要に応じてミニッシュまで、あなたの状態に合わせた最適な治療法をご提案します。
「できるだけ歯を削らずにきれいにしたい」
「自分のホワイトスポットは削らずに治せるの?」
「前に相談したけど、方法がないと言われた…」
そんな方も、ぜひ一度ご相談ください。
ホワイトスポットが気になって笑いにくかった毎日から、自信をもって笑える毎日へ。 その一歩を、私たちがサポートいたします。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。